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2014年、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によるイラク北部への襲撃で、アリヤ・ハラフ・サレハ(Aliyah Khalaf Saleh)さんは、夫と息子1人、そしておいを失った。

 だが、サレハさんが住むイラク北部ティクリート(Tikrit)近郊地区に、軍の士官候補生の一団がISから逃れて来ると、彼女は危険を顧みず若者らを守ることを決めた。

 2014年6月、ジハード(聖戦)の理念を掲げるIS戦闘員らは、地域にあるスペイサー(Speicher)軍事基地近くで、主にイスラム教シーア派(Shiite)の新兵数百人を殺害した。

 川を渡って逃げようとしていた候補生らの一団を目の当たりにし、普段は「ウンム・クサイ(Umm Qusay、クサイの母)」と呼ばれる現在62歳のサレハさんはとっさに助けの手を差し伸べた。

 サレハさんはAFPの取材に、仲間の兵士らがISによって殺害され、「彼らはスペイサー軍事基地からバグダッドへと移動していた」と当時の様子を説明。約20キロの距離を移動してこの地区にたどり着いた候補生らをサレハさんがかくまったことを明らかにし、「クルド人、イラク人、ムスリム(イスラム教徒)、ヤジディー(Yazidi)教徒やキリスト教徒もいた。彼らを私の家まで連れて行った」と述べた。

 サレハさんは一部の若者らに女性用の衣服を渡し、自分の農場にある女性用の小屋でかくまった。森に穴を掘って隠れた兵士もいた。ISの戦闘員が新兵を探し回っていたため、サレハさんは一部の兵士のために大学の学生証を手に入れ、地元民のような偽名を与えた。宗派間の違いを疑われないよう、シーア派の兵士にはスンニ派(Sunni)の祈り方を教えた。
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