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初期の印象派を代表する画家フレデリック・バジールの傑作『家族の集い』。

本作はバジール家が所有する故郷モリエンペ郊外の田舎風の屋敷≪メリック≫に集うバジール家一族を集団的肖像画として描いた作品で、≪集団肖像画≫という伝統と≪戸外制作≫という印象主義者らの画家たちが提唱した新たなる制作様式との、(バジールなりの)表現的融合が試みられている。

そのため本作では印象主義的表現に偏らず、ややアカデミックな表現や画題展開など画家の後期の様式的特長が良く示された作品のひとつとしても知られている。おそらくサロン出品を目的としたために、152×227cmと巨大な画面で制作された本作は、画家になることをあまり快く考えていなかった両親を始めとする一族の人間に対し、己が歩み道の正しさを主張するものとも捉えることができ、それは、画面左端の画家の父の姿の隣に描かれるバジール本人の姿からも窺い知ることができる。
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