この作品は、フラゴナールの色彩感覚、光の効果に対
する鋭い描写力、並はずれた腕前などを示す好例であ
る。優雅なブルーのドレスにに身を包み、髪を結い、レ
ースのキャップをかぶり、書き物机の前にすわる女性
は、1770年代の最新の流行を示すものであろう。
彼女が手にす3手紙に記されてい3文字は、ニ通I)の
もし、「cavalier」だとすると、単純に、彼女のr馴
士Jという意味だが、「 CuviIIere 」(キュヴィレル)だとすると、
モデルはフランソワ・ブーシ工の娘マリー
エミリー11740-1784)ということになる。彼女は、
1773年に父親の友人シャルル・エティエンヌ・力フリ
エル・キュヴィレルと結婚した。
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