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画面全体を漂う倦怠的な空気感。本作は『白のシンフォニーNo.1』、『白のシンフォニーNo.2』に続く、≪白のシンフォニー≫シリーズの3番目の作品であるが、≪白のシンフォニー≫と画家自身が名称を付けたのは本作は最初である(音楽的な用語を名称に用いたのも本作が最初)。

 憂鬱そうにソファーへ凭れ掛かる黒髪の女。本作に示されるそれまでの画家の作品にはあまり見られないメランコリック(憂鬱的)な雰囲気や画面全体を漂う倦怠的な空気、布地を多用した装飾的な衣服の描写などは明らかなムーアの影響である。

 日本趣味的な構成要素である団扇。ホイッスラーは1865年にムーアと出会って以来、互いに認め合いながらも影響を及ぼし合い続けたことが知られており、本作でも独特な淡色的な色彩や装飾性に富んだ画面構成などにそれが認められる。
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画面左側には団扇を持ちながら子犬に手を伸ばす黄色のドレスを身に着けた婦人と、鮮やかな赤い衣服を身に着けた男女、濃緑色の衣服を着た従者、さらに左端に酒盃を掲げる男女一組が描かれており、その背後には薔薇らしき花が咲いている。

登場する人物は何れも優雅な身のこなしで軽やか(かつ自然体)に描かれており、本宴の穏健で雅な雰囲気をより的確に感じさせる。さらにモンティセリの最も特徴的な個性である荒々しく大ぶりな筆触と感情性を感じさせる鮮やかな原色の使用は観る者の目を奪うばかりである。

本作の制作意図や目的は現在も不明であるものの、情感豊かな詩情性と、中央に青色を配し適度に斬新性を感じさせる絶妙な色彩構成、登場人物たちの優美な運動性などはモンティセリの作品の中でも特に秀逸の出来栄えを示している。
1993年に63歳で死去した伝説的な女優、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)さんがスイスの自宅に保管していた遺品約500点が今週、英ロンドン(London)の競売大手クリスティーズ(Christie's)でオークションにかけられる。ヘプバーンさんの私生活の一端がうかがえるオークションとなりそうだ。

 息子のルカ・ドッティ(Luca Dotti)氏はAFPに、「母が文字通り屋根裏にしまっていたものだ」と語った。「母は収集家ではなかったが、感傷的な理由からこまごまとした物を残していた」

 今回の競売には、1948年にまだ無名時代のヘプバーンさんがバレエ学校の奨学金を得てロンドンに渡ったときに持っていたと思われる黒いスーツケース、主演した『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)』をはじめ、書き込みが残されている数々の映画台本、ジバンシィ(Givenchy)やヴァレンティノ(Valentino)のドレスなどが出品される。

 遺族によれば、『ローマの休日(Roman Holiday)』でアカデミー賞(Academy Awards)の主演女優賞を受賞した際のオスカー像など思い出深い品々は出品せずに手元に置いておくつもりだという。
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