ラリックの最も大胆な宝石細工は,カルーステ・グルべンキアン(1895-1910/12)の注文にによるものであり.「骨董品陳列室」の伝統を広げたのだが,通常デザィンされていた装身具は同時代の服装に合うようなものであった.このような小型のオべラグラスは19世紀の変わり目にしばしばファッション雑誌で見られたものなので,
パートウンはこの作品や類似したラリックのオべラグラスをこの時期に年代づけている.この時代の比較的洗練された。体にびったりとするべストは.ラリックがデザィンした乳白色に輝く長い鎖を効果的に引きとてた.
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